第2回ミューズキャット


演奏家ジム・エディガーさんによる
   「フィドル」についてのお話


 The Fiddle

ルネッサンス時代に創られたフィドル(バイオリンの前身、バイオリンの愛称としても使われる)は、その容姿、曲線、厚みにおいて数学的にもたいへんすぐれたものです。リズム感を強調する為に創られたそのバイオリンは、鉄弦を使うことにより、のびのある、迫力のある音を出します。出来るだけひとりで大きなサウンドを出すのがコツで、直接体に伝わってくる音でインパクトのある音楽を奏でられます。フィドルミュージックは、台所で、紅茶を飲みながら気楽に楽しめるそんな軽快な音楽です。


 ルト音楽の為の楽器紹介

参加した方々も、エディガーさんの指導により、手に取って試すことができました。


 イリッシュTINホイッスル

小笛。
ケルト音楽自体がバグパイプの影響を受けているので、演奏の仕方もバグパイプの音を真似て装飾を入れて音を分けます。


 ウロン

アイルランドでよくつくられるタイコの一種です。
山羊皮を張ったもので、バチは一本。バチの両端を使いリズミカルに打ちます。





ジム・エディガーさんによるフィドルの演奏

 もちゃのワルツ

あとからあとから音が追いかけてくる、輪唱しているような、元気のある音楽を楽しみました。


 ドレー(3曲)

踊るためのフィドルミュージックに、身も心も軽々...
エディガーさんの音楽、楽器に対する情熱に参加者全員興味津々。個々にアドバイスを頂き、早々と時間が経過してしまいました。後半予定していた楽器制作は時間の都合上、コルナミューズなどの指穴をドリルであける作業にとどまりました。

***JIM EDIGER***

日本生まれのカナダアメリカ人(通称)
幼い頃よりピアノ、バイオリン、ナドナド(「などなど」はエディガーさんの口癖らしい...)を学び続け、クラッシック、ジャズを経験し、トロントに在住していた頃にイギリス、アイルランド、スコットランドの影響を受けた音楽「ケルト音楽」に魅せられ、現在フィドルを中心にアコーディオン、アイリッシュTINホィッスル (Tin Whistle)、バウロン、ナドナド様々な楽器をこなしています。


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